2020/02/29 01:54:43 updated

1.波形(オシレータ)の合成

カテゴリー
音づくり講座

1.波形(オシレータ)の合成

まずは音作りの基礎。
オシレータの合成からです。

オシレータとはシンセ画面では「OSC」などと省略されることが多いです。 なので以下は「オシレータ=OSC」として記述していきますね。
これはシンセに限ったことではなく、

音とは、無数のサイン波を合成したもの

なのだそうです。
サイン波って言うのは数学で習った三角関数のグラフの形。
サインってあのsin,cos,tanのサインです。
波長や振動数が違う、いろんな大きさや音程のサイン波を
足し算(合成)することでいろんな音が出来てくんです。
正確に言うと、乗算方式とか減算方式とかいろいろあるみたいですけど…

このいくつものサイン波のことを、『倍音』って言ったりしますね。

これはギタリストとかの口からも聞いたことあります。
フィルターなんかでかかわってくるからかな?

要はシンセサイザーて言うのは、無数のサイン波を出せるようになってて、
それを合成することでいろんな音を作りましょってんです。
ちなみに、

シンセサイズ[Synthesize] : 合成する

です。

とはいっても、「無数のサイン波で音を作る」みたいなこと簡単に言いましたけど、そんなん無理です。それでそう簡単にいろんな音作れるわけありません。
というわけで、シンセサイザーはその音において、次の二つに大別されます。

A.ピアノ、オルガン、エレピ、ストリングスなど、
さまざまな音をサンプリング(録音みたいなもん)したものが
あらかじめたくさん入っている。手軽にいろんな音を出せる。

B.サイン波などの基本形の波、からしか音を作れない。
機種によっては、あらかじめいくつかのサイン波を合成して作った、
方形波、矩形波、ノコギリ波(というとアレですが、いろんな形の波)
ノイズなどが自由に使えるようにしてあって、それらを合成できたりする。

てな感じ。もちろん、Aのタイプのシンセにもサイン波とかも入ってるんですけど、
Bに比べると、音質に差があります。

Aのタイプはデジタルシンセ、Bのタイプはアナログシンセ(アナログモデリングシンセ)が多いです。

厳密に言うとデジタルシンセとアナログシンセの区別は音を出す仕組みのとこにあってここではないんですが、音の内容的にはそういう傾向なのは間違いないです。

ちょっと話が逸れましたが、機種によって差はあるものの、こういう音色を重ねたり、波形を合成したりして音の基本的な性格?方向性?みたいなのを決めます。

では、GO!

 

音の基本波形を知る

どんな音でも、無数のサイン波を重ね合わせることで生成することができる」
のはそうなんですが、実際にサイン波から音を作るのは大変です。遠すぎる!なので実際のシンセサイザーには、いくつかの基本波形が備えられていることが大半です。その基本波形の音と、形と、名前をなんとなく知っておきましょう。

シンセサイザーによって搭載されている波形は違いますが、おおよそどれにでも入っているのが以下の波形たち。

サイン波(Sine)

まずは基本中の基本。全ての音はこの音から始まり、この音に終わります。
他の音と比べると、非常に「こもった音」なのがわかると思います。「おー」って感じ?
{SinOsc.ar(200,0,1,0)}.scope

三角派(Tri,Triangle)

サイン派と名前も形もややこしいのが三角波。サイン波よりちょっとだけ音が粒立っているというか、はっきりしているのがわかるでしょうか。「むー」って感じ。
{LFTri.ar(200,0,1,0)}.scope

矩形波(Square,Pulse)

矩形=四角形ということで、直角でカクカクした波。
音としては、ちょっとブラスやリードっぽい、「ぼー」っていう感じがありますね。
{LFPulse.ar(200,0,0.5,1,0)}.scope

ノコギリ波(Saw)

その名の通り、ノコギリの歯のような形をした波。直角三角形の連続と言ってもいいかも。音としては、ちょっと鋭めで、「ジー」っていう感じですかね。
{LFSaw.ar(200,0,1,0)}.scope

ノイズ(Noise)

今までの波形とは異なり、綺麗じゃない、基本形って感じじゃない「ぐちゃっとした」波形です。決まった形はなく、それこそシンセによって形は違います。一般的なのはこれかな?

{WhiteNoise.ar(1,0)}.scope
{LFNoise0.ar(500,1,0)}.scope
{LFNoise1.ar(500,1,0)}.scope
{LFNoise2.ar(500,1,0)}.scope
{ClipNoise.ar(1,0)}.scope
{BrownNoise.ar(1,0)}.scope
{PinkNoise.ar(1,0)}.scope

だいたいこれくらい。