2020/02/29 01:57:24 updated

3.エンベロープ・ジェネレータ(EG)

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未分類 音づくり講座

3.エンベロープ・ジェネレータ(EG)

言うと、前二つ(波形の決定・カットオフ設定)は、
省略できる、という話でしたが。
プリセットを使えばね、その二つはまあ最初のうちは出来なくてもよいのです。

でも!

これは初心者でも役に立つよ!

エンベロープ・ジェネレータのお話です。

エンベロープ・ジェネレーター、Envelope Generatorは、
シンセ上で表示されるときはその頭文字をとって、

EG

と略されることが多いです。
シンセに関する話で、EGとあったら、

EG=エンベロープ・ジェネレータ

と、思って間違いないでしょう。

①エンベロープ・ジェネレータとは

エンベロープジェネレータ(以下、EG)とは、
日本語では「時間変化」といわれることが多いです。

つまり、

「鍵盤を押してから、押し続けてる間、そして鍵盤を放した後」

について、それぞれ音に変化をつけることが出来るのです。

②EGの種類
「音に変化」とか言われても漠然としすぎてアなんですが、

EGには実は3種類あります。

音作りの3要素と呼ばれる、

①ampEG = アンプリファー(音量)

②FltEG = フィルター(明度)

③PitchEG = ピッチ(音程)

フィルターというのはまだわかりにくいかもですけど、
カットオフとほぼ同義で、調整することで、
音が軽くなったり、こもった感じになったりするやつです。

ギタリストやベーシスト向けで言うと、イコライジングの一種です。

です。ちなみに音作りの3要素とか言うのは嘘です。
今自分で作りました。

でも音作りにおいて、この3点がよく話されるのは確かです。

③じゃあ、使うとどうなるのか。
さて、じゃあEGの性格を軽く説明してみようと思います。
実際は、ここに書くような使い方は、1から音を作るときにしか使わないんですが…

EGをまったく使わない音というのは、
どんな音色を使ったとしても、電子ブザーのような味気ない音になります。

ぴーーーーーーーーーーっ

とか、

ぶーーーーーーーーーっ

って感じね。
ただ音が伸ばされるのみ。

いくらピアノっぽい波形を作っても使っても、
ストリングスみたいな波形を作っても使っても、

ぺーーーーーーーーっ

っていう感じ。いまいち味気ない感じ。
生楽器の音としては、オルガンに一番近いかな。

というわけで、これからこの味気ない音を、EGだけ使って表情をつける、ということを
やってみようかなと思います。

もし一緒にやってみたければ、
プリセットの電子音か、オルガンの音など用意してやってみるとよいと思います。

(でもここで説明するのはあくまでEGの使い方で、
シンセの操作方法とかは機種によって違いすぎるので、
ぜひ説明書を参考にしてくださいませ。

設定方法とかはある程度解説するものの、やっぱり機種によって微妙に違うので、
どうか説明書のほうを…)

例① ~ストリングスっぽく・AmpEG

一番わかりやすいのは、音量のエンベロープジェネレータを使って、
attack time(鍵盤を押してから音が大きくなるまでの時間)
を大きくしてやるのです。

つまり、「鍵盤押しても最初は音がならず、だんだん音が大きくなる」

という設定をしてやるのだ!

ふぁああああああおおおおーーーーーーーーんっ

って感じになるはず。

じつはそれだけでちょっとストリングスっぽくなりますよね。

でもストリングスにしては、鍵盤を放した後、音がすぐ消えてしまう…
ストリングスならもう少し余韻があっても良いはず!

ここは、Release time(鍵盤を放してから、音が消えるまでの時間)を使います。
こいつを大きくしてやるわけです。

すると、

ふぁああああああおおおおーーーーーーーーんんんんん…

みたいな。

だいぶそれっぽくなりました。

コレがEGです。
ただしまあ、attack time、release time ともに、
大きくしすぎるとこれまたおかしなことになるので、気をつけてほしいとこです。

たとえばrelease timeをmaxにすると、
鍵盤はなしてもいつまでも音が消えないなんてことにもなります。
音を消すには音色を変えるボタンを押すしかありません。

手数が足りないときはわざとそうするときもたまにありますけどね。

例②ブラスっぽく ~Filter EG
最もよく使うEGは上に書いたAmp EGなんですが、

たまにはFilter EGなんかも使いましょう。
ブラスっぽくしたり、なんかうにょーんとしたシンセの音なんかに効果的。

簡単に言うと、Filter EGのAttack timeは少しだけ上げといて、
最初の点(start levelとか言います。)を低く、
そのあとの点(attack level とかいいます)を大きくしておく。

つまり、

「鍵盤を押すと、最初はフィルターが低くなってて、暗い音なんだけども、
すぐに(アタックタイムが短いので)
フィルターが大きくなって、明るい音になる」

という設定です。

言葉で書くとひたすらややこしいですが、

説明書などに載ってるグラフを見れば少しわかりやすいはず。

つまり、

start level = 鍵盤押した瞬間のフィルターの値
attack level =その後しばらくして到達するフィルターの値

attack time = start levelから、attack levelに到達するまでの時間

これがEGの正体なわけです。

これをすると、

ぷおおおおおおん

って感じで、音の立ち上がりにクセをつけることができ、
ねいろによってはブラスの音が完成するわけなのですが…

音作りについては全部いえるんですけど、

やっぱり言葉でいくら理解しようとしても限界があるし、
説明書ばかり読んでても限界があるとおもうんで、

とにかくいろいろいじくりながら、
ほう!こうしたらこんな感じになるのか!

という感じでけいけんから覚えてくのが実は一番近道なんじゃないかと思います。

おう。
俺がやってることに思いっきり一石を投じてしまった。

いいか。